~ 佐白山観光道路の小トンネル ~
地図

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事の発端は、友人2人との夜間ドライブ。2人がTVで見たという茨城県北部の心霊スポットへ行こうと言いだしたのでした。この時は2人とも場所の詳細を覚えていなかったので、どちらの場所にも行けずじまいだったのですが、後日別の友人達と再挑戦、佐白山を含む2箇所を無事(?)訪れることができました。

もちろんその時に撮った写真を元にこのページを掲載しようと思ったのですが、現像に出したフィルムは全体が真っ白に感光していて、現像できなかったそうです。原因は数年前に買った安物ポンコツカメラで以前にも同じ目に遭っているのですが、友人は結構恐がってました。

そして3度目となるチャレンジ。関東平野部でも雪が降った翌日に、今度は私と友人の2人で佐白山へ向かいました。

※佐白山観光道路については、「山さ行がねが」さんのレポートが昼間の取材でよくまとまっています。
トンネル以外にも珍しい形をした道路も紹介されていますので、そちらも併せてどうぞ。

1999-? : 訪問
1999-03-01 : 掲載
2021-09-21 : リニューアルに伴い加筆修正
写真:濃霧の交差点

前日が雪や雨だったこともあってか、途中の国道294号線は濃い霧がたちこめていました。視界は100mあるかどうか。
周囲に人家がない道なので、交差点の光だけが突然浮かび上がり通り過ぎる景色が繰り返されました。
昔から何度も通っている道ですが、ここまでの霧は初めてで不思議な感じでした。

写真は友人が「これを写真にして壁紙にしたらcoolだね」と提案し、ある交差点付近の安全な場所に停車して撮影したものです。大きな画像も置いておくので、どうぞご自由にお使いください。

そうして無事に佐白山観光道路の入口となる駐車場へ到着。が、しかし!

写真:全面通行止の立て看板

前日の雪が凍結しているためか、佐白山観光道路は全面通行止
仕方がないので、ここからは歩いていくことにしました。

ちなみに前回訪問時は、駐車場一杯に所謂“ヤン車”が多数駐車しておりました。
その時は霊障よりも人とのトラブルが怖い(友人談)ということで、別の場所から佐白山観光道路へ入る道を見つけて、そこから中へ入ったのです。

駐車場から伸びている道路は登り専用と下り専用の2本があって、それぞれ一方通行です。前の写真は駐車場から下り専用道路の出口を撮ったもので、進入禁止の標識があります。
トンネルは登りの道を進んだ山頂近くの駐車場手前にありますが、今回は歩きなので、距離の短い下りの道を歩いて行きました。

写真:トンネル入口

10分近く歩いてトンネルの山頂側入口に到着しました。

トンネルの第一印象は「天井低っ…」でした(笑)。背の高い人なら簡単に天井まで手が届きそうです。

かつて蛍光灯が取り付けられていた形跡はあるのですが、トンネル内に照明はありません。市街地が近いとはいえ鬱蒼とした林の中を進む場所なので、トンネルはもちろん周囲も真っ暗です。

借り物のデジカメは夜間撮影には向かないらしく、ほとんど真っ黒の画像を吐き出してくれたので、明度とコントラストを調整してあります。そのせいか、かなり不気味な画像になりました(笑)

写真:トンネル内部

トンネルの内壁に落書きが。残念ですが、心霊スポットとして知られているトンネルや、使われなくなった旧道のトンネルにはよくある光景です。

前回訪れた時に駐車場に“ヤン車”がたくさん集まっていたのは先程書いたとおりですが、その時はトンネルへ次々と“ヤン車”がやってきて、トンネルの中でクラクションを長く鳴らしておりました。
このトンネルでクラクションを2回鳴らすと「出る」との触れ込みなのですが、それがTVで紹介された結果がこの有り様。

おまけ: 筑波鉄道 新土浦駅跡

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写真:新土浦駅跡1
ホーム跡と線路跡。
線路跡に積もる新雪の上には車のタイヤ跡が。
写真:新土浦駅跡2
勾配標が残る

帰りに土浦の市街地へ立ち寄って、筑波鉄道新土浦駅跡を見てきました。ここはホームと枕木が残っているほか、隣接する国道の踏切跡に線路がしっかり残っていて、発見はたやすいです(注:現在はホーム以外撤去済みのようです)。写真に見えている明るい場所が駐車場付きのコンビニなので、車で来てもコンビニで買い物ついでに覗くことができます。

筑波鉄道は私が小学生の頃に廃止が決定したのですが、記念に乗りに行ったら偶然某TV局の取材班が同乗していて、インタビューを受けました。
「廃止を知ったのは?」と聞かれて「少し前です」と答えたら、曖昧な答えはまずいとのことでリテイクを食らったことをよく覚えています(^^;。
結局私のインタビューは放送されませんでしたが、懐かしい思い出です。